「利用してもいいのかわからない」と思われた方へ
朝のこども食堂は、未成年とその保護者なら誰でも利用できます。
情報サイト「ママスタセレクト」で、「こども食堂を知っていますか? また利用したことがありますか?」と問いかけるアンケート調査の結果(742票)が公開されていました。
「知っているが、利用したことはない」と答えた方に理由を聞いてみると、利用してもいいのかわからないと答えた方が多かったそうです。例えば、
・「金銭的に困って、食事さえもとるのが難しいときに利用するイメージ」
・「夜遅くまで働いている共働き家庭のお子さんのため、というイメージ」
があって、これに当てはまらないので、利用してもいいか分からないようでした。
私たちの朝のこども食堂は、経済的あるいは状況的に困っているかどうかに関わらず、どんな方でもご利用いただけます。ぜひ色んなこどもたちに利用してほしいと思っています。
もちろん事情のあるこどもたちに利用してもらいたいという気持ちをもっていますが、実はそのためには、気軽にきているこどもたちの存在が必要なのです。こども家庭庁が調査した、全国のこどもの相対的貧困率(令3年)は11.5%、9人に1人です。そのこどもたちは実際の状況を表に出さないように生活していると言われています。困っているひとりの子が、他の子たちにまぎれて食堂に来るには、8人の困っていない家庭のこどもたちが必要だということです。特に困っていないのに朝から出かけるのは面倒なことかもしれません。でも、こども食堂に参加する(こどもを参加させる)ことで、本当に困っているこどもたちを助けることができるかもしれないのです。
また、こども食堂に来ているこどもたちは、次の時代にこども食堂を担っていく人に成長していくかもしれませんね。私は自分のこどもたちが、良い志をもつ人になってほしいと思っています。
ぜひ気軽に、ためしに一度でも利用しにきてください。
0コメント